27. 通奏低音講座 実践

 11月22日、リコーダーの安井敬さんをお迎えして、通奏低音の実践を行いました。


 初めてアンサンブルをする方、今まで経験のある方とレベルは様々でしたが、皆さんきちんと合わせられました。


 初心者にとって難しいのは、きちんと拍を守らなければならないことです。ソロだといい加減になりがちな箇所も、きっちりと弾かないといけません。そしてこれは全体に言える事ですが、左手の低音が核になっていることが大事です。


 上級者の方々は、和音の種類によって目立たせたい箇所を見つけ、また、どうやってメリハリをつけるか(たとえばクレシェンドの仕方)等を勉強しました。 また、管楽器とやる時にはブレスが重要になってきます。鍵盤楽器は物理的には息をしなくても弾けますが、本来はブレスをしながら弾くものです。これが意外 と知らない人が多く、「本当に息をするのか、しているつもりでいいのか」と質問されたこともあります。歌っている、または管楽器を吹いているつもりで、本 当に息をするのです。それを体験できたいい機会だったと思います。


 来年の発表会「アンサンブルの会」も予定が決まりました。歌、リコーダー、バロック・ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバのプロの奏者をお迎えし、ヴァラエティーに富んだ発表会になりそうです。


 翌23日は、安井さんの生徒さんに私が通奏低音をつけるという会を行いました。


 普段はなかなか通奏低音と合わせる機会はないそうなので、どこでどんな和音が鳴っているのか、またどこがカデンツで終わり、どこからフレーズが始まるか を体験できたと思います。それがわかると旋律の演奏の仕方も変わってきますから。全部で16曲お付き合いし、ちょっと疲れました。通奏低音は数字を読みな がら弾くという点で目を酷使するので、それもなかなか大変でした。

 今週末はモダンオケの仕事ですが、アリアだけ半音下げることになり(歌手がいつも古楽器とやっているので、a=415でないと歌いづらいそうです)、ハ 長調の曲がロ長調になり、転調しているホ短調のところは嬰ニ短調になり、ダブルシャープも出てきて頭が混乱しています。こういう調性で通奏低音を弾いたこ とがないので・・・。


2009.11.24