37.プレリュード・ノン・ムジュレを弾く会

10月30日、「プレリュード・ノン・ムジュレを弾く会」を行いました。

 

「プレリュード・ノン・ムジュレ」はチェンバロを勉強する人にとって必須のレパートリーですが、だいたい1曲やって「こんな感じ」で終わってしまいます。個人個人で勉強してもあまり進まないので、今回はレクチャーを交え、生徒さんが1曲ずつ(他に舞曲を1曲)演奏するというスタイルで行いました。

 

楽器も17世紀フレンチ(アラン・アンセルム製作 1997)を梅岡さんからお借りしました。私のCD《女神たちの会話》でも使用した楽器です。鍵盤の奥行きが狭く、鍵盤の幅も少々狭いので弾きにくいかなと思いましたが、響きが素晴らしく、生徒さん達にも大好評でした。ショートオクターヴもあらかじめ「この鍵盤を弾くように」と指示しておいたので、うまく対応できていました。

 

プレリュード・ノン・ムジュレを書いた作曲家は何人かいますが、今回はルイ・クープランとダングルベールに絞りました。自分が演奏する曲の他に1曲宿題を出しておきました。ほとんど弾かれないホ短調のプレリュードです。それをどう演奏するか、皆で知恵を出しながら曲を作っていきました。書いてある弧線にとらわれすぎると、大事なことを見落としてしまうこともあります。まず和音を捉える事が一番で、それに含まれない音をどう解釈して演奏するかがポイントです。

 

今回は触れる時間がありませんでしたが、イネガルの問題、特に8分音符2つにスラーが付いている場合にどう解釈するか、また、拍の前に出す前打音の問題など、まだ熟考しなければならない問題はたくさんあります。

 

次回の勉強会はジャーマンでバッハを弾く会を予定しています。

 

                              2011.10.31