42.発表会 2012

6月10日、近江楽堂で発表会を行いました。ここ数年は色々な趣向を凝らしてきましたが、今回はソロをメインにして、楽器は私の所有する楽器(堀栄蔵 1981年製作)を使いました。

 

初参加の方が5人、また数年ぶりに出演した方もいて、正味3時間の演奏でした。プログラムは初期イギリスものから中期バロック、後期フレンチ、また今回はモーツァルトが8才の時に書いた曲もあり、ヴァラエティーに富んだものとなりました。曲も例えば組曲ばかりになってしまうと飽きるので、なるべく重ならないように、色々なジャンルの作品が揃いました。

 

恒例の曲目解説も出演者に書いてもらいました。字数を決めないとA4いっぱいにレポート並みに書く人もいるのと、作曲者がマイナーな場合、資料を見ても「生涯は不明。残っている作品はわずかである」としか書いてない場合もあるので250字程度にしました。しかし250字だと書きたい事を削除する方が大変、という方もいるので、今度からは少し幅を持たせようと思います。

 

演奏は皆さん、素晴らしかったです。特に「表現」が出来るようになってきた人達が多く、訴えるものがありました。また、様式感がちゃんとあって素晴らしかったとある方からお褒めの言葉を頂きました。思うように弾けなかった人もいるでしょうが、この経験は次に生きると思います。そして発表会を目指して1曲を詰めてさらうことは良いと思っています。普段のレッスンだと、大体弾けると次の曲に行ってしまいますから。

 

私はパーセルの曲を1曲、通奏低音で弾きましたが(歌は本業が声楽家の生徒さん)、とても楽しかったです。

 

皆さん、忙しいお仕事やご家庭のことの合間をぬって練習をしていて、逆にパワーをもらいました。また、お付き合いの長い生徒さんも多いので、人生で色々な事が起こる中でも勉強を続けている姿勢に胸を打たれました。

 

発表会のために通奏低音の勉強はしばらくお休みしていましたが、通奏低音をやりたいという生徒さんの要望もあるので、夏は少しのんびりして、今度は通奏低音を重点的にやっていきたいです。

 

<写真はモーツァルトの「ヴァイオリン声部付きクラヴサン・ソナタ」のリハーサル>