51. レコーディング記 2013

6月3日から5日まで、五反田文化センターでレコーディングを行いました。レコーディングは9年ぶりです。この9年間は母の病気などでなかなか思うようにできないことが多かったですが、今やらないともうできないような気がしたのと、アイデアが浮かんだので実行しました。

 

やりたかったのは「バッハとその先達たち」のプログラムです。オルガンで17世紀の曲を習う事が多かったのと、ここ数年続けてきた勉強会で、改めてバッハが先達たちにどういう影響を受けてきたのかを再度確認することができたので、ひとつにまとめたいと思いました。

 

しかし最初に決めたプログラムがレコーディングが近づいてもどうにもしっくりこなくて、3週間前に変更しました。その結果、イタリア、フランスから受けた影響、そしてドイツ様式と、バランスが取れたものになったと思います。

 

楽器はギタルラ社東京古典楽器センターのミートケ(ブルース・ケネディ製作 1995)をお借りしました。

 

初日はフレスコバルディから始めましたが、音が硬くてそのことばかりに気を取られていたら上手くいかず、録音はしたものの納得のいく出来にはならなかったので、結局最終日の最後に録り直しました。ヴァロッティからミーントーンに戻さなくてはならなくて、調律の佐藤さんにはご迷惑をおかけしました。

 

その後は気持ちよく録音できました。5回目のレコーディングになりますが、一番気負いがなく出来たと思います。

 

 

 

 

 

 

来年1月に発売記念を兼ねたコンサートを予定しています。以前にも書きましたが、CDの内容をそのまま演奏するのは好きではないので、数曲はCDの中から選び、後はリコーダーの太田光子さんとの共演になります。太田さんとは昨年初めてご一緒させていただきましたが、リハーサルが少なかったので是非もう1度ちゃんとやりたいと思っていました。とても楽しみにしています。

 

                               2013.6.6