52.ロベール・コーネン氏 公開レッスン

9月7日、8日の両日、我が家でロベール・コーネン氏の公開レッスンが行われました。各日5組、計10組(そのうち4組がアンサンブル)が受講しました。レッスンは基本的に英語で通訳なしの予定でしたが、結局英語とフランス語のミックスになって、専門的なことは聴講生のためにも訳さなければならず、私の拙い語学力で伝わったかどうか不安ですが、コーネン先生は色々と弾いてくれたので、それによっても伝わったのではないかと思います。

 

1日目はいつも調律や楽器運びでお世話になっている梅岡さんが調律に来てくださいました。

 

 

2日間のレッスンでは色々な指摘がされましたが、特に私が重要と感じたことを挙げておきます。

 

・舞曲では踊りを知らなければいけない。時にガヴォットでは1拍目にジャンプをするので、あまりテンポが遅いと踊れない(もはや踊るためのガヴォットではない曲もあるので、それは別)。

・パッセージでは他の楽器がどう弾くかを考えなければいけない。例えばヴァイオリンで弾いたら移弦があるから簡単には弾けないところをチェンバロだと簡単に弾けてしまうが、そう弾かないこと。

・音階やパッセージでもただの音階や練習曲みたいにならないように。そのためには指使いを考えるのも大切。

・「呼吸をしなければいけない」ということが何度も言われましたが、弾きながら本当に息をしなければならない。

・フランスの音楽では、イネガルや tierce coulee について指摘がされた。

 

・聴衆が知らない曲を弾く時は「この曲はこんなに素晴らしい曲なんだ」ということを提示しなければならない。

・楽器を鳴らさなければならない(「この楽器はこんなに素晴らしいんですよ」ということを示すように)。

 

また、アンサンブルでは、誰が何を弾いているのか常に考え聞かなければならない。もっとお互いがコンタクトを取らなければならない、ということが指摘されました。

 

コーネン先生のジェスチャーをたくさん交えたレッスンは留学時代を思い起こさせてくれ、もっと自由に大胆に(ちゃんと様式にのっとってですが)表現をしなければならないことを痛感しました。

 

こういう機会が持ててコーネン先生には感謝です。4~5年前にいらしたときよりお元気に見え、81才というお年を感じさせないパワーたっぷりのレッスンで、濃密な2日間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                                                2013.9.9