74.通奏低音講座

 4月8日と9日に、通奏低音講座を行いました。今回はヴァイオリンソナタを中心に勉強しました。ヴァイオリンは高田あずみ先生に、ヴィオラ・ダ・ガンバは平尾雅子先生にお願いしました。

 

 右手を書かないで弾ける人は少ないので、まず右手を書き入れて、それから曲にしていきますが、右手を書いてしまうとその楽譜に囚われてしまって書かれているものを淡々と弾く人が多く、音楽にするまでが難しかったです。講座前に私がヴァイオリンパートをオルガンで弾いて合わせるというレッスンを何度か行い、きちんとしたテンポで弾くことや、表現すべきポイントをしっかりと抑えることはできたと思います。

 

 講座では皆さんしっかりと弾けていましたが、表現豊かな弦楽器と合わせてみると、音色の変化やアルペッジョの速度のヴァリエーションがもっと欲しいことなど、色々と問題はありました。でも、何度かやるとヴァイオリンとガンバとぴったりと合って、素敵な瞬間もたくさんありました。音色の変化に関しては技術の問題が伴うので、どうしても話がそのことになってしまいましたが、それはソロでも生かしてほしいと思います。

 

 私が代わって弾いてみる場面もあり、なるべく生徒さんが書いた右手どおりに弾こうとしましたが、そうすると右手の和音を追ってしまって数字で表している音楽の流れがつかめないことを発見しました。それで一度、簡単な曲を右手を書かないで弾くという練習もしてみたいと思います。

 

 ヴァイオリンの曲には簡単な曲(左手が難しくなくて、簡単な数字しか使ってない曲)が少ないので、経験の浅い人たちのために選んだ曲が結果的にクオリティの高くない曲になってしまいました。次の機会にはもう少し選曲を考えたいと思います。

 

 通奏低音ではなかったですが、バッハのガンバソナタ第1番を選んだ生徒さんがいて、初めて合わせたのにとてもいい感じでした。メモを取りながら聴いていたのですが、「いい曲だな~」と思ってメモを取るのを忘れてしまうこともありました。

 

 受講者も聴講者も、音楽を愛して楽しむ心が感じ取れて、私にとっても幸せな時間でした。この経験を生かして次のステップに進めればと思っています。

 

 2日間お付き合いくださりご指導くださった高田あずみ先生と平尾雅子先生に、心より感謝申し上げます。

                                 2017.4.10